大腸がん検診

近年大腸がんの罹患率と死亡数は上昇しており、部位別のがんによる死亡数では女性で第1位、男性で第3位となっています。

大腸がんのリスク要因として、運動不足、便秘、肥満、食物繊維摂取不足などが考えられています。

また近親者に大腸がんの方がいると、発生リスクが高まります。
大腸がんは早期であれば内視鏡治療で完全摘除を目指すことが出来ますが、早期の段階では症状が少なく、自覚症状から発見するのは困難です。

そのため大腸がん検診が重要になります。

早期発見のための大腸がん検診

 大腸がん検診で広く行われているのは、40歳以降年1回の便潜血検査です。
これは簡単、安価で行うことができ、目に見えないわずかな出血も検出可能です。
毎年行うことで大腸がんによる死亡を60%減らすことができるとも報告されており、利益(死亡率減少効果)が不利益(偽陽性、偽陰性、偶発症、心理・身体的負担など)を確実に上回り、行うことが強く勧められています。

がん検診について｜厚生労働省(mhlw.go.jp)
どんな検査でも偽陽性、偽陰性の問題がありますが、特に便潜血検査は偽陰性(大腸がんなのに出血が検出されないこと)が比較的多いとされています。
大腸がんからの出血は間欠的に起こるため、通常便潜血を2日行ってそのうち1回でも陽性が出れば、精密検査として全大腸内視鏡検査が必要です。

大腸がん検診｜岐阜市公式ホームページ (gifu.lg.jp)