医療施設・機器のご紹介

マルチスライスCTでらせん状に連続して画像化することで、従来装置より低被曝で広範囲の撮影が可能です。
頭部から胸部、腹部・骨盤部など全身を評価することが可能です。
特に骨に囲まれた頭部や空気の多い肺では、超音波が届きにくいのでCT検査が有用です。

超音波を体内の各部位に照射し、その反響を映像化します。
非侵襲的でレントゲン、CTとは異なり被曝の心配もありません。また検査と同時に症状・身体所見を観察出来るなど、リアルタイム性に優れています。
当院では頸部、心臓、腹部を行っています。

脳からの微弱な電流を体表に置いた複数の皿電極で検出します。
てんかんの診断や病型分類、認知症、意識障害の原因検索、睡眠障害の精査のために行います。

睡眠時無呼吸(SAS)を検出する小型の装置で、SASが疑われる場合まずこの検査を行います。
酸素飽和度と気流を計測することで、無呼吸の有無や呼吸状態を調べることが出来ます。
装置をお渡しし、寝る前にご自身で装着していただきますが、小型で操作は簡単です。

手足の血圧を測ることで、動脈硬化の程度を簡単に評価することができます。
なかでも下肢動脈が狭窄・閉塞することで足の冷感、歩行時の痛みの原因となる、閉塞性動脈硬化症の診断に非常に有用です。

運動負荷を与えた状態で心電図を取り、狭心症や不整脈発生の有無を調べます。
特に運動時に胸痛が生じ、安静時の心電図では変化がないような場合に行われます。
当院では運動負荷として階段昇降やエアロバイク(エルゴメーター)を利用します。

安静時心電図の検査時間は長くても2分程度のため、無症状の場合異常を検出できない可能性があります。
その際に有用なのがホルター心電図で、24時間の小型心電図を装着し、発作性心房細動や洞停止の有無を確認し、治療方針を決定します。

症状、経過から必要と判断された場合行います。
検査時は院外の検査ブースで防護具を装着し、鼻咽頭より検体を採取します。
インフルエンザ抗原も同時に採取可能で、15分ほどで結果が分かります。
他にもマイコプラズマ迅速抗原検査も行っています。

採血検査は外部の検査機関に委託していますが、感染症の治療方針決定に重要な血算(白血球、赤血球、血小板)、炎症反応蛋白(CRP)、心筋の壊死を検出するトロポニンTの迅速検査が可能です。
また顕微鏡を用いた尿沈渣、白癬菌の真菌検査などを院内で実施しています。