風しん抗体検査・肝炎ウイルス検査-岐阜市

風しん抗体検査、肝炎ウイルス検査が
受けられます

個人、家族、集団において、感染制御が重要な感染症はいくつかあります。
そのなかでも風しんおよびB型肝炎、C型肝炎ウイルスは有効な対策や治療があり、行政も積極的な検査を推進しています。

当院は業務委託医療機関に指定されており、検査およびその後のワクチン接種や専門医療機関への紹介など適切に対応いたします。

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風しんとはどんな病気？

風しんはウイルスが原因の感染症です。
その感染力は強く1人の風しん患者から5～7人にうつすといわれ、飛沫感染や接触感染で伝播します。

潜伏期間は約2-3週間で、その後発熱、発疹、リンパ節腫脹をきたします。
成人で感染した場合は小児と比べ症状が長引き、重篤化しやすい傾向があります。

また、症状のない不顕性感染が15～30%もあり、その場合でも他人にうつす可能性があります。

妊娠20週頃までの妊婦が風しんウイルスに感染すると、不顕性感染であっても胎児に感染し、子どもが白内障、難聴、先天性心疾患を特徴とする先天性風しん症候群を発症する可能性があります。

風しんの発生状況

平成23年から風しん患者の増加がみられ、平成25年には累計14,344例の報告がありました。
その後平成30年に2941例の報告があるなど、散発的な発生がみられています。

発症は約95％が成人で、男性が女性の約４倍多く、世代的に風しんワクチンの接種率が低いことが影響していると考えられます。

風しんワクチン第５期定期接種

現在風しんワクチンは定期接種に含まれており、全ての幼児が2回接種の対象になっています。
ただ昭和37年度～昭和53年度生まれの男性は公的な予防接種が行われておらず、風しんを発症したり、周囲の人へ感染させたりする可能性があります。
厚生労働省は該当する男性に対し、無料での抗体検査と抗体価が低い方に対しての予防接種を令和4年3月末までの期間、第5期風しん定期接種として実施しています。

風しんの追加的対策について｜厚生労働省 (mhlw.go.jp)

一方岐阜県では妊娠を希望される女性やその夫などを対象に、無料の風しん抗体検査を行っていますので、自身の感染対策の一環として活用してください。
抗体価が低かった場合、任意でのワクチン接種となりますが、生ワクチンのため妊婦の方は接種できません。
また、風しんワクチン接種後2か月程度は妊娠を避けた方がよいとされていますので、妊娠を希望されている女性は早めの確認をお願いします。

風しん抗体検査｜岐阜市公式ホームページ (gifu.lg.jp)

肝炎とはどんな病気？

肝臓に炎症が起きて幹細胞が破壊され、肝機能が次第に低下することを肝炎といいますが、その原因として最も多いのがウイルス性肝炎です。肝炎ウイルスはA型からE型まで5種類が確認されていて、この中で患者数が多いのはB型肝炎ウイルス(110万～120万人)とC型肝炎ウイルス(90万人～130万人)です。