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新型コロナについて

新型コロナウイルス感染症

2019年12月中国の武漢で発生が確認された新型コロナウイルス感染症は、2020年1月16日に日本での第一例が報告されました。

2月にはクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の集団発生があり、4月には感染第一波から、全国に緊急事態が宣言され、7月29日に岩手県で発症者が確認されたことで、全都道府県に感染が広がりました。
2021年10月現在までに5回の感染ピークがあり、総患者数170万人総死亡者数1.8万人とその被害は甚大です。
現在もなお多くの方が自粛生活を強いられ、不安で不便な日々を過ごし、心身共に疲弊している状況にあります。
また感染制御と経済活動を両立させるのが難しく、経済への打撃も深刻です。

一方で2021年2月から始まったワクチンの接種率が6割を超え、第5波といわれる、東京オリンピック前後の大きなピークが収まりつつあり、ようやく明るい兆しが見えてきたように思います。
ただ海外の状況を見ると、ワクチン接種にも関わらず、患者数の増加が見られるなど、まだ油断はできません。
日本でも第6波に備えて、新規治療薬の開発軽症者や自宅療養者への医療体制拡充および重症者への集中治療体制確保など、解決すべき課題が残っています。

ここでは新型コロナウイルスの一般的な説明と、感染を確認するための検査法を中心にお話しします。

 

 

 

コロナウイルスとは

コロナはラテン語で「王冠」を意味し、ウイルスの外郭に複数の突起が見られることから名づけられました。
コロナウイルスはRNAによる遺伝情報と、骨格を構成するタンパク質からなる、非常にシンプルで小さな粒子です。
もともと非常にありふれたウイルスで、風邪の10-30%がコロナウイルスによるものと考えられています。
ただ2002年の重症急性呼吸器症候群(SARS)や2012年の中東呼吸器症候群(MERS)、今回の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因もコロナウイルスですが、これらは従来のものと比較し、高い重症化率、致死率を示します。

 

 

 

新型コロナウイルスの感染経路

コロナウイルスは主に接触感染と飛沫感染で伝播し、より小さな飛沫(飛沫核)が発生する際にはエアロゾル感染を引き起こします。
エアロゾルは感染性を有した状態で、広範囲かつ長時間空中を漂い、人の呼吸器系へ到達し体内へ侵入します。
またこのウイルスは木、ガラス、プラスチック上で3日間以上残存することもあり、手指を介して接触感染を引き起こします。
コロナウイルスは接触後約5日(最長14日)で発症し、また症状の出現する2日前から7日後まで他人にうつす可能性があります。
この発症前に感染性を有する点が感染コントロールを難しくしている原因の一つとなっています。

 

 

 

新型コロナウイルスの主な症状・経過

コロナウイルスは風邪を起こす病原体の一つで、症状は咽頭痛頭痛下痢関節痛などありふれたものが多いですが、10%程度で味覚・嗅覚障害があります。
発症しても全体の80%は軽症で、1週間ほどで回復しますが、肺炎から重症な呼吸不全を併発し人工呼吸器が必要になることもあり、重症度に幅があります。
特に65歳以上、慢性呼吸器疾患、糖尿病、腎臓病など基礎疾患のある方で重症化しやすいことが分かっています。
感染者全体での致死率は1%ですが、60歳以上で基礎疾患があると12.8%になり、高齢で基礎疾患があると重症化率、致死率が高くなります。

 

 

 

新型コロナウイルスの検査方法

新型コロナウイルスの現在の感染を確認するために抗原検査遺伝子検査(RT-PCR)、過去の感染を調べるために抗体検査を行います。
検体は検査方法によって変わりますが、鼻咽頭ぬぐい液、唾液、血液などを用います。

 

 

■抗原検査

抗原検査ウイルスを構成するタンパク質を検出します。
15分ほどで抗原の有無が分かる迅速定性検査と、より精密な定量検査があります。
迅速検査は簡便で、大掛かりな機器も必要ないため汎用されていますが、発症当日と発症10日目以降では感度が低く、また無症状者の感染確認にも推奨されません。

一方で定量検査の感度は高く、遺伝子検査と同程度と考えられています。
検体としては鼻咽頭、鼻腔ぬぐい液に加え、定量検査では唾液も使用可能です。

 

 

■遺伝子検査(RT-PCRなど)

遺伝子であるDNAを「ポリメラーゼ」という酵素を使い増幅することをPCRといいます。
コロナウイルスの遺伝子はRNAなので、それを一旦DNAに変換し増幅する必要があり、RT-PCRと呼びます。
迅速抗原検査と比較し感度が高く、ウイルス量の少ない無症状者感染者でも検出可能です。
検査に特殊な装置が必要な点と、2-4時間ほどかかるのが短所ですが、より小型の装置を用いて短時間で検出可能なLAMP法やNEAR法も活用されています。

 

 

■抗体検査

体内に侵入した異物に対して、それを排除するために作られるのが抗体です。
抗体ができるまでには、2週間程度かかるため、急性期の診断には向きませんが、過去の感染の有無やワクチンによって抗体が産生されているかどうかが分かります。
ただし抗体があるから必ず感染しないというわけではなく、結果の解釈には注意が必要です。

 

 

 

費用

発熱咽頭痛などの症状がある場合、抗原検査やRT-PCR検査は公費で賄われるため無料ですが、今後変わる可能性があります。
無症状な方の検査(周囲の人が新型コロナ陽性だったが、濃厚接触者に当たらなかった。海外出張の際に求められているなど)、および抗体検査は自費となります。

費用はお問い合わせください。

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